「カブキ一刀涼談」はPC-EngineCD-ROM2アーケードカード専用ソフトの天外魔境シリーズの格闘ゲームである。その原案とでも言えるタイトルがVジャンプ(集英社)誌上に「風雲カブキ伝X(仮)」として発表された。
しかし、仮タイトルであった「風雲カブキ伝X」が正式名称として「カブキ一刀涼談」になったという情報はまったく入っていない。しかもVジャンプ誌上に掲載された内容は実際に発売された「カブキ一刀涼談」とは全く異なっていた。ゲームシステム、登場キャラクターが違っていたのである。それはむしろ「天外魔境 真伝」に似通っていた。
確証はないのだが、「カブキ一刀涼談」はアーケードカード専用ソフトとして早急にタイトルを作らなければならなかった当時のハドソンの焦りから生まれた駄作ではないだろうか?そうでなければ、アーケードカードを使っているにも関わらずキャラパターンが少なく、バランスのとても悪いゲームが作れるはずがないだろう。
当時のVジャンプ誌上に掲載された内容を紹介することにする。
登場キャラクター
■カブキ団十郎
■阿国
■プッシュ冨士山
■戦国卍丸
■極楽太郎
■ジライヤ
■ツナデ
■オロチ丸
■まつり
■ヘビ仙人
■マントー
■菊五郎
●次回以降は記事内容をもっと詳細に紹介する予定です。